宮城

青葉区|こだわりの食材を愛情込めて握る「おむすび東雲(しののめ)」

「おむすび=お結び」人と人との良縁を結ぶという意味から、縁起がいいものとして親しまれてきました。

海外でも人気が高く、和風から洋風まで具のバリエーションが豊富なのも魅力です。

さて今回は、さすがおむすび専門店!と思わせる、こだわりが詰まったお店をご紹介します。

心地よい雰囲気に包まれて

「東の空が明るくなる頃・夜明け前に茜色に染まる空」

1日のはじまりと、仙台の街で様々な物語を生み出していく…

「東雲(しののめ)」という店名はそこからイメージして付けられたとか。

場所は、青葉区本町。

駐車場はないので、お店の隣にある有料駐車場を使用しましょう。

30種類以上のおむすびが楽しめる

入り口を入ってすぐにカウンターがあります。並んでいるのはテイクアウト用のおむすび。猫ちゃんとおむすびがコラボしたパッケージがかわいらしく、ちょっとした手土産にもおすすめです。ちなみにモデルは、店主の飼い猫ちゃんだとか。

また、プラスチックをなるべく減らすという環境への配慮から、おむすびの包みは紙でできているようです。

メニューはこちら。

❝おむすびに合わせたい❞を叶えてもらったというオリジナルブレンドコーヒーをはじめとしたドリンク類から、セットメニューなど、種類豊富なラインナップが並びます。

店内は、テーブル席5組、カウンター席3席ほど。

ラインナップに迷いつつ、おむすびモーニングセットに、人気ナンバーワンのおにぎりを追加注文させていただきました。

イートインの場合は作り立てを食べることができるので、注文して座席で待ちます。

ワンコインからのセットメニュー

●おむすびモーニングセット 550円(税込) / 追加:卵黄醤油漬け 280円(税込)

※310円以下のおむすびから1つ選ぶことができるセットです。今回は、シンプルに「しお」を選びました。

左がお店ナンバーワン商品の「卵黄醬油漬け」です

白石蔵王の竹鶏ファームの卵黄が、おむすびのてっぺんと中に入っているという贅沢な逸品。健康な卵であるために竹炭を活用し、餌や水、環境へも心配りをしているそう。しっかりした濃厚な黄身がごはんと絡まり合い、食べ応えがあります。

右側が「しおむすび」です。

伊達の旨塩でむすんだおむすびに焼きバラ海苔がたっぷりまぶしてあります。なんとこのバラ海苔、海苔を作る工程で出てしまう端材だそう。ふわふわの海苔、ほかほかのご飯、絶妙な塩加減が絡み合うこと生まれる美味しさ。素材の味が際立つ逸品です。

明治時代から続く横山味噌醤油店の味噌を使用したお味噌汁は、身体が温まって気持ちが落ち着く優しいお味。

昭和47年から営まれるあさひ園のお茶はお代わり自由。気品のあるまろやかな甘みと、香ばしいかおりが溢れるように広がります。

東雲のおむすびができるまで

「生産者様が大切に作られている商品を扱っています。そのポテンシャルを十分発揮できるように配慮して、おむすびという形で提供させて頂いています」と話す店主。

ご縁を大切にする東雲さんでは、各席に生産者さんの情報がたっぷりと書かれているものが置かれています。先日ご紹介したお豆腐店「兎豆屋」さんも見かけました。https://yumegourmet.net/?p=223

さまざまなこだわりが詰まっているということを知り、より美味しく、そして大切に味わうことができます。

それぞれのストーリーの隙間に寄り添う

出勤前、通学前、休みの日、愛犬の散歩の途中…それぞれのストーリーの隙間にスッと入りこんで、その人の生活を少しでも豊かにするような場所。

今回紹介した以外にも、さまざまなおむすびと出会うことができます。

種類豊富なおむすびも魅力なのですが…東雲さんにはもうひとつの魅力が。

それは、お店の方がとても温かいということ。

「おはようございます」「おかえりなさい」と迎えてくれ「いってらっしゃい」「素敵な1日を」と気持ちよく送り出してくれます。そんな明るく気さくなお店の方とのトークの虜になっている方も多いでしょう。

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

店名:おむすび東雲
住所:仙台市青葉区本町1-10-15 斎藤ビル1F
時間:平日8:00~14:00/土日祝 7:30~14:00
定休日:月曜・火曜


※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

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