健康のため、子供を連れて、愛犬のお散歩などに…なにかと行く機会が多い公園。
近くに「ホッと一息つくような場所があったらいいな」と、思ったことはありませんか?
今回は、仙台市郊外。ガヤガヤした都心から少し離れた自然豊かな街利府町の、広い公園の前に位置するカフェをご紹介します。
ミントグリーンの外観が目印
場所は、利府町菅谷台 。
仙台駅からは車で約30分、グランディ21(宮城県総合運動公園)の正面に広がる住宅街の一角に位置します。
駐車場は、店舗前に3台分のスペースを完備。
爽やかな風が心地よく吹き抜ける場所に、ミントグリーンの外観がぴったりです。
木のぬくもりが溢れる店内
1歩中に入ると、外と繋がる温かな雰囲気のイートインスペースが。
注文はその先にある店内で。
メニューはこちら。
「焙煎工房 グラン珈琲」さんの珈琲をはじめ、紅茶やジュース、手作りのおやつなどを販売しています。
他にも、関わりがあるお店の商品であったり、近所のお子様がお小遣いをもって訪れることができるような場所にと、お菓子の販売も。
また、絵本も並べられており、お子様連れでも利用しやすいお店となっていました。
店内には、イートイン用にテーブル席が2席。
苦手なお客様がいない限りは、愛犬との入店もOKとのこと。
お散歩の途中に、愛犬と一緒にホッと一息できる場所ってなかなかないですよね。お店に訪れた際もワンちゃんがいたのですが、とても癒される素敵な空間が広がっていました。
その日の気分でメニューを選んで
●アイスコーヒー 550円(税込)
お店オリジナルブレンドのアイスコーヒー。
容器は「コーヒーハスク」を使用したサスティナブルなカップを使用しているとのこと。
コーヒーハスクとは、コーヒーの実から豆を取り出す時に生まれる外皮や殻のことで、通常不要物として処分されます。「もしそんな不要なものを利用して素晴らしいものに変えることができたら?」という想いが形になり誕生したのが、こちらのカップなのだそう。
深入りのコーヒーであることから、苦みをしっかりと感じつつも、スッキリとした飲み心地。口の中に残る、コーヒーの苦みや香りの気配が、優雅な気持ちを高めてくれるでしょう。
●自家製チーズケーキ 200円(税込)
沖縄の屋我地島(やがじしま)で作られている「屋我地の塩」と、シークワーサーの原液を使用して作られている自家製チーズケーキ。
珊瑚礁に恵まれた屋我地島近海の海水を原料とする屋我地の塩には、ミネラルがたっぷりと入っているそうです。
沖縄好きな店主が、基地の問題などに目を向け、支援も兼ねて使用しているとか。
チーズケーキの上には、季節によってさまざまな果物が添えられているとのことで、訪れた日には甘夏が。
もってりと硬めの食感をしたチーズケーキは、スッキリとした軽やかな酸味が特徴的。
塩見と酸味と甘味が引き立つ清涼感いっぱいの逸品です。
余談ですが…シークワーサーの「シー」は酸っぱい、「クワーサー」は食べさせるという意味で、沖縄の方言なのだそう。
●おばあちゃんの手作りプリン 200円(税込)
店主のお母さまが作っている、お孫さんたちの大好物のおばあちゃんの手作りプリン。
イートインのみの商品です。
プリンの上には、とろりとしたきび砂糖のカラメルがのっています。第一印象は、べっこう飴や黒糖に近いお味。甘さの中にほろ苦さを感じる深い味わいです。
プリンは、たまごの風味がしっかりと感じられる昔ながらの固めのもの。
懐かしくもあり、しかし同時に新しさも感じることができるような味わい。
おばあちゃんの愛情がたっぷり詰まったぬくもりある逸品です。
全ては一杯の珈琲から
「cafe ソノヒノキブン」さんは、できる限りプラスチック製品の使い捨てを減らし、容器や食材はいずれも自然由来ののもを使うように心がけているそうです。テイクアウトにマイボトルを持参すると50円割引というサービスも行っています。
「きびしい自然や貧しさと向き合い、おいしい珈琲豆を作り続ける人々を応援したい。地球環境を守り、いのち・平和を大切にしたい。ささやかな幸せを奪うものには抗う勇気を持ちたい。一杯の珈琲から、わたしたちの想いが届き広がることを願っています。」と店主より。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。
店名:cafe ソノヒノキブン
住所:宮城郡利府町菅谷台3-24-4
時間:平日 13:00〜17:00/土日祝 11:00~17:00
定休日:月曜・第1火曜
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