この世に溢れているひとつひとつのパンには、ストーリや作る人の想いが込められています。
お弁当屋さんで働いていた店主が、産休期間中に始めた家庭料理のインスタライブ。
そのライブ内でパンの説明をする店主に届いたのは「実際に食べてみたい」という声でした。
そこから始まった「こなこ」ストーリー。
今回は、元々パン好きだった店主が「食べても罪悪感がない」をコンセプトにしたお店をご紹介します。
生地の半分はお豆腐から。
卵、バター不使用のカラダ想いの優しいパンはいかがですか?
ニコッと微笑む看板が目印
場所は、青葉区一番町。
地下鉄東西線・青葉通一番町駅、南1出口からサンモール一番町を五橋方面に向かって300mほど進むと到着。
ニコッと微笑む黄色い看板が目印です。
明るく気さくな店主も魅力
2組ほど入ればいっぱいになってしまうほどのコンパクトなスペースにひとつひとつ丁寧に包装されたパンやクッキーが並びます。
いたるところで微笑むPOPも印象的。
そんな「こなこ」さんのイメージカラーは黄色。
実は、活動を始めた2021年は黄色に縁があったようで…身の回りのものを自然と黄色で揃えていたそうです。
気持ちを明るくしてくれるようなカラー「黄色」はまさに、笑顔いっぱいで迎えてくれる店主にぴったりのカラーに感じました。
厳選3種のパンをレビュー
●おとうふパン 240円(税込)
お店を代表するシンプルな「おとうふパン」
袋をあけると心地よいパンの香りがふわっと漂い、暖かい雰囲気を作り上げます。
サイズは、手のひらにちょうど収まるくらい。
きめ細やかな断面から想像できる通り、しっとりもちもちとした食感が特徴。
ほのかに甘みを感じる優しい味わいで、罪悪感なく食べることができる逸品です。
●ほうれん草ツナ 270円(税込)
みじん切りしたほうれん草を、おとうふパン生地に合わせた「ほうれん草ツナ」
中には玉ねぎたっぷりの自家製ツナマヨが入っています。
もちもちとしたパンの食感と、たまねぎのシャキシャキとした食感がたまりません。
ほうれん草特有の青臭さは全くなく、ひとつひとつの素材の良さが合わさって生まれた、ふくらみのあるおいしさを感じます。
ほうれん草のような葉物野菜には繊維があり、咀嚼の力が弱い小さなお子様は、苦手な野菜として挙げることが多くあるかと思います。しかし、こちらのパンに入っているほうれん草は、みじん切りで生地に混ざっているので食べやすい◎
ほうれん草に苦手意識がある方にこそ、ぜひ食べていただきたい逸品です。
●人参クリームチーズ 270円(税込)
甘く煮た人参を、おとうふパン生地に合わせた「人参クリームチーズ」
ところどころに見える人参らしい鮮やかなオレンジ色が、シンプルなパンに彩を加えています。こちらも人参特有の青臭さは全くなく、噛めば噛むほど味が深まっていくような美味しさ。
ほんのり甘い優しいパンの味わいと、クリームチーズの柔らかな酸味とコクが絶妙にマッチ。しかしながら、重さもなくすっきりとした後味が楽しめる逸品です。
おすすめの食べ方
そのまま召し上がるのももちろんですが…
おすすめは電子レンジで20秒ほど温めた食べ方。
そうすることによって、焼きたてのおとうふパンのような“ふわふわ感”をより感じることができます。
さらにこの工程のあとに、トースターで2〜3分程焼くと“外はサクっ中はふんわり”を感じることができるそうです。
シンプルな「おとうふパン」はアレンジも無限。
ぜひ、お気に入りの食べ方を見つけてみてくださいね!
まとめ
ヘルシー食材の代表格「豆腐」。
その食べ方は冷奴や湯豆腐、お味噌汁、鍋物などの定番料理に落ち着いてしまっているのではないでしょうか。
今回紹介したパン以外にも、にんじんを使用した「角食パン」や「マリトッツォ」など、さまざまなパンに出会うことができる「こなこ」さん。
「お客様に、おとうふパンの優しい味、ほっこりする味で少しでも幸せな時間を提供できてたら嬉しいです。私自身、お客様に支えられて活動することができているな~と日々感じています。なので、そんなお客様のためにもより多くの方におとうふパンを知ってもらえるように今後とも頑張ります!」と店主より。
新しいお豆腐の食べ方のひとつとして食卓にヘルシーな ❝おとうふパン❞ を登場させてみてはいかがでしょうか。
店名:こなこ
住所:宮城県仙台市青葉区一番町1-6-19 壱番館ビル1F
定休日:不定休
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